高齢ドライバーは本当に危険

高齢者ドライバーの運転ミスがTVや新聞で大きく取り上げられている。信号待ちをしていた母親と幼子が亡くなるなど痛ましい事故が多い。しかし高齢者以外の無謀運転だって事故の危険度が高いのではないかと思う。

 

数日前のこと、私の前方を車が一台右折した、これはいい。まだこちらが交差点から離れていたから。続けて二台目も右折これはいささか強引である。つながって三台目が右折、これは無謀であった。直進する私の車が交差点の真ん中を過ぎているのに右折したのだ。直進している私の前に入ってきた。ブレーキを踏んだ。三台目の車が何となく変と感じたのでブレーキを踏む用意をしていたのだ。運転手をちらっと見た高齢ドライバーではない。高齢ドライバーであるわたしから見ると若いと言える。

 

三台目に来た車は強引に右折したというよりも周りを注意して見ていないのだ。前の車が右折したから付いて行ったという風なのだ。直進する車の真ん前をふさぐように右折した。その車の運転者は無表情だった。運転者の頭は病んでいるのではないかとも考えた。それとも衝突が怖い方が先にブレーキを踏むというチキンレースのつもりなのか。公道でやってはいけない。もちろん公道でなくてもチキンレースはやらない方がいい。同乗者はいなかった。

 

高齢者となった今では運転に必要な能力が衰えてきている。特に夜は若い頃より見えにくく運転しにくい。だから暗くなってからの運転は避けている。しかし危険運転をするのは高齢者に多いとは言えない。三台目の車の運転者のように無謀な危険運転をしているのは若者、中年のほうが高齢者より多いのではないか。

 

高齢者は明確に見分けられる。年齢は免許書を見ればわかるのだから。機能が衰えた高齢者の免許証返納は危険運転を避ける一つの方法だ。しかし危険運転をするかどうか運転者の頭の中身を調べるのは不可能だ。