毛布の洗濯

今日は洗濯日和とのお天気情報通り暖かく晴れている。

 

コインランドリーに厚手の毛布二枚、薄い毛布一枚、タオルケット一枚を持って行った。寒くなったら洗おうと春から掘っておいたものだ。

 

十一時頃行くと15キロ洗える洗濯乾燥機は二台ともすでに稼働していた。終了まで一台は五十分近くあるがもう一台は十五分位で終わるので敷地内にあるATMへちょっと行ってこようと店を出ると私と同じくらいの量の毛布と掛け布団を自転車に乗せて人が来た。目的は15キロ洗える洗濯乾燥機だ。待っている人がいなければ稼働が終了すればその人が使うだろう。ATMは諦めて十五分の前で待った。自転車できた人は8キロの洗濯乾燥機と洗濯だけの機械に振り分けて洗濯を始めた。洗濯だけの機械は空いている。乾燥機はフル稼働である。最初からそのつもりだったのか、15キロ洗える洗濯乾燥機が使用中なのでやむを得ず空いている機会を使うことにしたのかどちらだったか少し気になる。

 

十五分たって稼働が止まっても持ち主らしい人は現れない。中身を「終了しても取り出されないのでカゴに移しました」カードが付いているカゴに移して使用を開始した。

 

六十五分後に終了なので車を置いたまま先ほどのATMへ行き、今日中に返却すべき本を取りに仕事場へ寄り、離れたところにある郵貯のATMへ、そして補充用の液体洗剤を買い戻ってみると十五分の余裕があった。

 

自転車の人は備え付けの椅子にいた。私の機械の近くで女の人が洗濯物をたたんでいた。椅子でも自分の洗濯物の前でも待てない。他に店内には数人いる。店内には居場所がない感じだし、乾燥機がフルで回って店内にいると汗ばむし外で青空を見ながら待った。

 

洗濯物をたたんでいた人がやっと出て来た。仕上がった洗濯物は大きなランドリーバック二つ、小さいの一つあった。それを自転車の荷台に乗せて帰って行った。もう一人は仕上がったものを出したあと新たにコインを入れていた。機械はコインを入れないとスイッチが入らない。

 

やっと終了した。乾燥したての暖かい毛布をたたんで車に積んだ。店を去る時私が出してしまった洗濯物はまだそこに会った。