スマートフォンに用心!
google mapの案内を使って病院に行った。案内は分かりやすかった。
かなり以前ナビを使っている車の助手席に乗っていたが分かり辛いかった。運転していたのは500メートル先と言われてもその距離感がない人だった。例えば行く手に二つ信号がある時
「500メートル先、右折です」
と言われても最初の信号なのか次の信号なのか戸惑い、どの信号だろうと運転者に相談されているうちに信号を二つとも過ぎてしまったりした。
今回は分かりやすかった。
「500メートル先、右折です」
と知らせておいて、曲がるべき信号で
「右折です」
と教えてくれる。感激した。
病院の反対側の駐車場に車を止めて歩き出し病院の敷地に入った途端に
「着きました。運転お疲れさまでした」
と言ってくれたのだ。お見舞いを済ませ途中駅ビルで買い物をしてスタバックスでフラペチーノを飲んだ。氷が緩く溶けるまでとスマートフォンのボタンを押した途端
「○○○庵はいかがでした」
のメッセージが入っていた。どうして○○○庵へ行ったのを分かったのだろうと驚愕した。
昼食を兼ねて時間調整のために蕎麦屋に入りgoogle mapで道を確認した。スマートフォンをバッグに入れて店を出て車を走らせていると突然スマートフォンが音声案内を始めたのだ。取り出してみると進むべき道路が青く太くなっていて所要時間が表示されていた。これは好都合とそのままスマートフォンの言いなりに進んだ。病院が近づくとスマートフォンは右折しろという。地図で確かめて自分で選択したのは直進して右折だったが、スマートフォンは右折して左折だった。どちらからでも行けるのは前もって確認していたのでスマートフォンに従った。帰りは前もって地図で選択した道を通った。
スマートフォンは蕎麦屋から病院まで私と行動を共にしていたのだ。
秘密の行動を取る時はスマートフォンにご用心である。私の場合は秘密の行動を取ることなどはないが。