お腹が空いた

よそのブログを見ていたらお腹が空いた。

 

「家系ラーメンができたので・・・」の見出しがあった。家系ラーメンとは何。でポチッとすると

 

ブログにウィキペデアからの引用があった。

 

≪豚骨醤油ベースで太いストレート麺≫

 

昭和の半ば生まれから見るとこれはラーメンではなく別な名前で呼んだ方がいい気がする。まず豚骨が違う。昭和のラーメンは何で出汁を取っていたのだろう。気にしたことがないから分からない。あっさりしていた。醤油味で色も醤油の色だったが濁ってはいない。ブログの写真よりも透明度があった。チャーシューも違う。昭和のは上の僅かな部分が白くて他は薄茶色でロース肉の切り口のようだった。麺は細くてツルツルしていた。鳴門とメンマ(昭和はメンマとは言わなかった。今は使ってはいけない語が入っている名前だった)そしてネギが入っていた。丼は縁に双喜模様があり側面には龍が描かれていたりする。運ばれてきたら食べる前に胡椒を適宜振る。それからスープから行くか麺からかは好みである。スープを飲むときは丼を持ち上げて直接啜るのである。レンゲはついてこなかった。スープから行く人はいつもスープから麺から行く人はいつも麺からだ。

 

近頃のラーメンは昭和のラーメンとは様相が違う。近頃のラーメンはガッツリして豪華に見える。元気百倍の感じ。昭和のラーメンはさみし気で哀愁があった。そしてご馳走だった。昭和のラーメンと言っているのはインスタントのチキンラーメンが登場する以前のラーメンである。

 

夜も遅いが「チャルメラ」でも食べたい。お腹が空いた。