『砂漠の女ディリー』を読みました。

アフリカの遊牧民から「スーパーモデル」になった、
仰天!といった感じの話題が何年も前にありましたが、
そのスーパーモデルが現在に至るまでを語った本を図書館で見つけました。
表紙の写真がステキだし、訳は『女盗賊プーラン』の武者圭子さんだし早速借りてきて読みました。
友人知人のセレブがたくさん出てくるサクセスストーリーかと期待して読み始めましたが、この本に書いてあるのは「スーパーモデル」の華やかな生活ではなく、自分に降りかかってくる問題にいかに敢然と立ち向かっているかです。
その始まりは父親の決めた結婚でした。
本の終わりは FGM に関するディリーさんの意見と行動です。
先日の午後、町なかを汗だくで自転車をこいでたらスカーフを被った中東系の女性を見かけたけれど、今でもそうなのかしら。
ディリーさんが協力を始めた国連の廃絶運動は効果を上げているのでしょうか。
この本は、1999年10月25日第1刷発行です。

読後の影響
2週間前に、この本を読んでからマクドナルドには近づいていません、
週に1回位は通っていましたが。
ディリーさんの10代の終わり頃(1990年代の初め?)は、ロンドンのマクドナルドは
不法就労者を低賃金で雇ってたのでパスポートのないディリーさんはそこで働いた。
日本では名目だけの管理職で残業代を払わずに従業員から訴えられたことがある。
お腹がすくと、「チキンフィレオ」とフライドポテトの面影が浮かぶのですが、
「ジューシーチキン赤とうがらし」もいいなあ・・・。
コスト削減のために人件費だけでなく食品の安全も脅かすようなことしていたら、
と疑惑がわいてあきらめようと思うのです。

明るく元気いっぱいなあなた。
でも私から見えないことろでのあなたは・・・。