風雨強し

目覚が鳴った。まだ眠い、スヌーズを押した。

風がうなっている。戸鳴っている。どこかで何かが倒れた。

怖いような風の音で目が冴えた。早朝から雨風が強い。

 

朝食の用意をしている間中も風はヒューヒューなっていた。

 

九時すぎに迎えに来たデイサービスのスッタフは濡れた傘を畳んで手にしている。赤いチェックのフード付きポンチョはずぶぬれである。

車を降りてから玄関まで僅か数秒の距離を歩いただけなのに。

 

午後になっても風雨は強く夕方になって雨が風が落ち着いてきた。